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<全国高校軟式野球>マウンド譲らない…中京・崇徳投手気力

<全国高校軟式野球>マウンド譲らない…中京・崇徳投手気力

 

 兵庫県明石市の明石トーカロ球場で29日あった第59回全国高校軟式野球選手権大会準決勝は、中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)が延長三十回を 終えて譲らず、前日に続き一時停止試合となった。両エースは2日間で400球前後を投げ合い、互いに1点も許していない。試合は30日、三十一回から再開 する。

【写真で見る】三十回を終えサスペンデッド。一礼する両校選手

 28日も延長十五回を終え一時停止試合になっていた。中京の松井大河投手(3年)が計432球、崇徳の石岡樹輝弥(じゅきや)投手(同)も計391球を投じている。

 延長三十回裏。1死満塁のピンチを迎えた中京の松井投手は、相手打者を併殺に打ち取ると右手でグラブをポンとたたいた。先攻のこの日、1点失えばサヨナ ラ負けのマウンドに15回立ち続け、「ほっとした」気持ちが表れた仕草だった。1年生からバッテリーを組む西山裕基捕手(3年)は、「球威は変わっていな い。松井の球を受けて優勝したい」と意気込む。

 崇徳の石岡投手は、二十四回に中河和也監督から「大丈夫か」と交代を示唆されたが、「マウンドは譲らない」と説得して投げ続けた。土砂災害に見舞われた 広島市にある同校。大会前から中河監督は「広島のために精いっぱいのプレーをして優勝旗を持ち帰ろう」と呼びかけており、弘実裕選手(3年)も「疲れても 集中力は切れていない」と気力を振り絞る。【武内彩、矢澤秀範】